2011年08月28日

音楽ファイルの話

私は、WMPで音楽ファイルを再生させるときのビジュアライザーとして、「FRUITY」というフリーのプラグインを常用しています。 コレの面白い点は、昔のステレオのようなピークメーター表示だけでなく、スペクトラム表示が可能なことです。


CDって、規格上20〜22kHzまでの音を記録できることになっています。 当然、PCに取り込んだWAVファイル(サンプリング周波数:44.1kHz)も同様です。

で、MP3とかWMAとかの圧縮ファイルは、情報を減らしてファイルサイズを小さくする為、人間の聴感上影響が少ない高いほうの音をカットする等をしているのですが、このFRUITYというツールを使うと、そのあたりがよくわかります。

20110828_4_1.jpg
ためしに購入したWMA(128kbps)の周波数分布。
大体15kHz辺りから高い音が全く無い・・・

20110828_4_2.jpg
で、CDから取り込んだWAVファイルの周波数分布。
きちんと20kHz前後までしっかり音が入っています。

こういうのを見ると、音楽ダウンロードサービスから曲を買うのが、妙にもったいなく思えてしまいます。


それから、古いCDを再生させると、これまた面白く・・・

20110828_4_3.jpg
YMOのシールド(1988年)の場合。
20kHzちょい上辺りから上の音がバッサリ切られています。

まぁ、パラメータの一つとはいえ、周波数分布で曲の良し悪しが決まるわけではないので、参考程度ではありますが。
(2003年のUC YMOだと、きれいに22kHzまで伸びているのですが、アレンジが気に入らなくて・・・聞くのはもっぱらシールドの方だったりします)


まぁ、こんな細かなことに限らずとも、スペクトログラム表示とかはテレビで時々出てくる「声紋照合」をほうふつとさせるもので、見ているだけでも楽しいので、気になる方はお試しを。


参考リンク: IT雑技団
(FRUITYを作成、公開されている方のサイトです)
posted by みや at 04:19| Comment(2) | TrackBack(0) | もろもろ(独り言)

PC買い替え

物欲は、オーディオだけにとどまらず・・・


つい最近まで、ファンレスノートPC(Let's NoteのCF-W5やCF-R3)を使ってPC環境を構築していたのですが、何せずいぶん昔のPCなのでスペック的に非常につらい。
(CF-W5で、CPU:Core2DUO 1.06GHz、メインメモリ:1.6GB。CF-R3に至っては、Pentium M 1.1GHz)
そこで、この夏にPCを買い替えました。

20110828_3_1.jpg
新しいメインPC。OLIOスペックのファンレスPCです。
(CPU:Mobile Core i5(2.6GHz)、メインメモリ:8GB)

OSは、メインメモリをできるだけ多く実装したかったので、思い切って64bit版を選択(Windows7 Professional)。ただ、今まで使っていたOS(WindowsXP SP3)が32bi版だったので、HDDやプリンターはともかくその他細々した周辺機器やソフトがうまく動くか心配で・・・お盆休みに絡めて環境移行作業を行うため、この時期に入れ替えしたわけです。

で、移行作業を行ってみたら結構サクサク動くので「こりゃ楽勝かな」と思っていたら・・・

Keyspan URM-15A(PC用リモコン)が見事にはじかれました

手元にあるのはXP用のドライバーだったので、新たにVista用のドライバーを探して入れたりしたのですがどうやっても動きませんでした。そもそもメーカー(Keyspan)のサイトも消えており・・・Win7 64bitでの利用はあきらめるしかなさそうです。
#で、今はPC用リモコン物色中・・・


(追記1)
「大半はサクサク動いた」と書きましたが、今回Windows7 Professional 64bit上で動作したハード・ソフトは次の通りです。 参考までに記載しておきます。

・FA-66+玄人指向IEEE1394-PCIe
・iTune+ONKYO ND-S1+iPod Touch(2G)
・Sonic Stage CP+Walkman NW-A829
・foobar2000 v1.1.7(音楽再生ソフト)
・FRUITY(Windows Media Player用レベルメーター表示視覚エフェクト)
・EAC Ver0.99QB5+LIME Ver.3.98.4(音楽CDリッピングソフト、MP3変換ソフト)
・MP3Gain Ver. 1.2.5(MP3ファイル音量調整ソフト)
・SoundEngine free Ver.4.59(Wevファイル編集用ソフト)
・FLVP v2.02.10 beta(動画再生ソフト)
・vlcプレーヤー Ver. 1.1.11 win32(動画再生ソフト)
・藤 -Resizer- v2.63.0 #211(画像ファイルの拡大・縮小ソフト)

Webで事前に検索していると、Sonic Stage CPとかは「64bit版OSでは動かない」という記事があったのでちょっと不安でしたが、私の環境ではXPモードとかを使うこともなく、普通にインストールして動作しました。(約700個のアルバムアート付MP3ファイルを同期させようとすると、20分ぐらいソフトがフリーズするのは「XP時代から変わらず」ですが・・・ソフトウェアのつくりがグダグダなんですね、きっと)

あと、音楽再生用ソフトは、気分転換でLilithをやめてfoobar2000というものを入れてみました。 ASIOとかWASAPIの設定がいまだにうまくできなくて、単に音源としてFA-66を指定させているだけですが、音質面では正直今まで使っていたLilithといい意味で変わりません。

20110828_3_2.jpg
個人的には「アルバムアート」等に加え、
タグの「コメント」を表示できるのがツボにはまりました。
(私はここに、発売日やタイアップ情報等を記入していたので...)

(追記2)
今回、静寂性と高速起動を狙ってシステムディスクがSSDのものにしました。 実際PC本体からの騒音は全くなく、起動も電源ボタンを押してから1分かからないので、そういう面では狙い通りだったのですが・・・

USB外付けHDDの認識が遅れる。
(起動直後は認識できてなくて、少し時間があいて認識される)

という弊害がでてます。ドライブはメルコとIOデータのものを各1台つないでいて、どちらも状況は同じなので、HDDドライブの認識がPCの起動におっつかないようで・・・

 <電源ボタンを押してから動作時間>
 BIOS起動終了   約30秒
 Windows起動終了 約55秒
 HDD認識     約85秒

まぁ、Windowsが立ち上がってから30秒ほど待てばきちんと組み込まれるので、いいっちゃいいんですけどね。
posted by みや at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | アイテム(色々)

DA-1000E-20の設定

ついでなので、覚書もかねて、APOGEE DA-1000E-20の設定のことを記載しておきます。


このD/Aコンバータの入出力は下記のとおりです。

 ・デジタル入力:S/PDIF(光・同軸各1)、AES/EBU×1
 ・アナログ出力:XLRタイプ×1系統

S/PDIFは光・同軸同時使用はできません。両方から信号を入力すると、同軸側が優先されます。
S/PDIFとAES/EBUの選択は、フロントのスイッチで切り替えになります。

そして、アナログ出力に関してはXLRコネクターなのですが、内部設定で「2番ピンHOT」「3番ピンHOT」「バランス出力」「アンバランス出力」の切り替えができるようになっています。


<使う道具>
・3/32inchの六角レンチ(ミリサイズじゃないので注意!)


<作業内容:設定作業は「自己責任」でお願いしますね>
1.フロントパネル上側2本のネジを外します。

2.リアパネル上側2本のネジを外します。
  これで天板が外せる状態になります。

3.天板を、フロントを手前側にして右側にゆっくりとひっくり返します。
 【注意】
  天板には、トランジスタだか何だかがねじ止めされており、
  ケーブルで本体とつながっています。
  無理やりひねったりして、ケーブルを切らないように!

 【注意】
  マニュアルには、「(天板の)ねじを外すな!」と書いています。
  間違って外さないようにしてください!


20110828_2_1.jpg
天板を開いた状態です。
写真のように小さい素子が天板にねじ止めされています。

4.リア側、出力端子そばに8×6のピンが並んでいます。
  これが設定用のピンです。
  フロントパネル側がPosition1、リアパネル側がPosition6です。

20110828_2_2.jpg
該当部分の写真です。(下側がリアパネル)
わかりにくいですが、8×6のピンに対して、
8pinのコネクターが刺さっています。
(画像ではPosition3にコネクタが刺さっています→拡大図)

5.設定は、「多分」次の通りです。
  内容は、無印DA-1000のマニュアルから引用しています。
  E-20だと、Position1にジャンパピンが刺さっているとか差分があります。
  どうしても気になる方は、E-20のマニュアルを探して確認を・・・
  で、私に内容を教えてください。(ヲイ!)

  Position l CONSUMER LEVEL UNBALANCED PIN 2 HOT
    (E-20はジャンパピンが刺さっているので利用不可?)
  Position 2 CONSUMER LEVEL UNBALANCED PIN 3 HOT
    (E-20はPosition1のジャンパピンが邪魔で利用不可?)
  Position 3 PRO UNBALANCED PIN 2 HOT
  Position 4 PRO UNBALANCED PIN 3 HOT
  Position 5 PRO BALANCED PIN 2 HOT
  Position 6 PRO BALANCED PIN 3 HOT

  希望する設定位置に8pinのコネクターを差し替えます。

6.あとは天板をかぶせ、ネジで元通り固定すれば完了です。


中古の場合(って、現状中古しか入手経路はないのですが)、このあたりの設定をいろいろいじられていると思うので、 もし私のように中古で入手された方は、一度蓋を開いてみた方が良いかもです。


<お礼>
本設定についてですが、個人ユーザの方からDA-1000のマニュアルを見せていただきました。 本当に助かりました。

改めて、ここでお礼を申し上げます。ありがとうございました。
posted by みや at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | アイテム(色々)

ステレオ色々3

最近、サーキットとか走りに行っていないので、物欲が車系からその他のものにシフトしちゃってます。 で、オーディオ機器が少しずつ増えていってたり・・・


20110828_1_1.jpg
まずは、プリアンプ MarkLevinson 380SLです。

今までは、使っているパワーアンプEPMW-30(完全BTLタイプ)に、同じエーワイ電子さんのパッシブプリ(バランス用とアンバランス用)を組み合わせていたのですが、バランス接続とアンバランス接続のコントロールが別々だったため操作がうっとおしくって・・・バランス・アンバランス入力があり、且つバランス出力付のプリアンプを探して、これを中古で購入しました。

音は、私にとってはもったいないぐらいいい音です。 細かな音まではっきり聞き取れ、非常にリアル。 信号経路としては、パッシブプリより余分な回路を通るので、単純に情報量が減りそうに思いますが、実際聞いてみるとそんなことはなく、逆にパッシブプリを通すよりも力強さなど音質的に好ましく感じる面が多いです。

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続いて、APOGEE DA-1000E-20です。

10年以上も昔のDACで、受け入れられるサンプリングレートが48kHzまでと、スペック的には最近のDACにはるかに劣ります。
でも、出てくる音は非常に私好みで、今持っているMini-DACと比べ高音域の繊細さは劣りますが、妙に生々しい表現をする時があり、ツボにはまると堪えられません。

20110828_1_3.jpg
最後に、エーワイ電子 ヘッドホンアンプ EHP-1です。

深夜に音楽を聴くのに、さすがにスピーカーで大音量というわけにもいかないのでヘッドフォンを使っているのですが、レコードをヘッドフォンで聞く環境がなかったので、アンプが好みにはまったエーワイ電子さんの商品を購入しました。
やわらかめの音質ですが、決して音の輪郭があいまいになることもなく、非常にいい具合です。


で、今はスピーカー(DIATONE DS-1000ZAの後釜)を物色中。 スコーカ・ツイーターがいつ割れるかわからないので、そういった心配がなくて、同一傾向の音のスピーカーを探しているのですが、コレというのがないんですよね。

・・・まぁ、予備でもう1セット買って、ユニット外してとっておくってのもありかなと思いつつ・・・
posted by みや at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | アイテム(色々)