
って、ご大層なお話ではないのですが、この前の週末の山口行きは、同窓会を湯田温泉でと言うお話を受け、お出かけしたわけです。同窓会と言っても、参加される方々の大半は、私よりも5,6年先輩。ええ、学校でかすってもなかったりするわけですが、恩師も来られるということで「せっかくだからご挨拶に...」と言うこともあり参加しました。
定刻になり、会が始まると、そこかしこで「懐かしいねぇ」なんて言葉が飛び交うわけですが、まぁ、私が知っているのは、先生と、声をかけてくれた先輩と後一人の先輩。「お久しぶりです」とか何とかいいながら、歓談していました。
そんな感じで、宴は進んでいたのですが、やがて一人の先生が近くに来て一言...
「たしか、○○君だよね?」
受け持ってもらった先生以外は、私のことなんて覚えていないだろうなと思いきや、いきなりの一言で驚いてしまいました。
といっても、学校での私の成績は下の下。しかも地味めだった私が覚えられている理由なんて、良い理由が一つも思い当たりません。でも、どうしても気になるので「なぜ覚えていてくださってたんですか?」と、内心恐る恐る聞いてみましたが、その先生曰く
「なぜ覚えていたかは判らない、きっと何かきっかけがあって、何人かの学生はなぜか名前と顔がインプットされている」
といわれていました。
後から考えると、「実は先生が気を使ってくれた?(っていうか、先生に気を使わす生徒ってどうよ)」なんてことも思ったりしましたが、素直に言葉を受け取るならば、
「特に深い出来事がなくても、一瞬のかかわりで人の記憶に残ることがある」
と言うことかなと。
「俺(私)のことを知っている人なんて一人も居ない」「俺(私)が死んだとしても、悲しむ人は一人も居ない」と言う人も居ますが、人間生きている以上、一瞬でも他人とかかわっているわけで、大半の人は忘れるかもしれないけど、その中の何人かは、些細なきっかけできっと覚えていてくれるわけで、そう考えれば、この世に我一人のみなんてことはなく、必ず人は人とかかわっていると...うまくいえませんが、そういうことかなと...
まぁ、と言うことですから(って、どういうことだ?)、あまり投げやりにならず、日々穏やかにすごしていきましょうということで。