テレビなんかで「最高気温35度近くを...」なんていってますが、 あの気温は「芝生の上の風通しの良いところ」が基準なわけです。 それに比べ、私が今すんでいるところは、築うん十年の鉄筋コンクリート製建築の最上階。 天井が、照りつける太陽の力を思いっきり吸収して部屋に放ってくれます。 そんな状況ですから...

日が暮れても、室温はこの有様ですよ。
(この後、PCの電源入れたら、9時頃には35度を達成)
こういう状況だと、何がつらいって「寝るとき」がつらいのです。 以前、少し腰を痛めて以来「低反発マットレス」を使っていたのですが... これが熱を持って、しかも体に密着するものだから、寝れたもんじゃありません。 で、色々寝具を試してみました。
■敷布団系
真っ先に思いついたのは「肌への密着を抑える」と言うこと。 低反発マットレスの上に、シーツを敷いていたのですが、これが体を包み込むのでたまりません。
そこで昔を思い出してみました。 あまりに暑くて寝苦しかった夜、 布団をはみ出し、畳の上で寝てました。 それを真似て、先ずはマットの上に「イグサのマット(いわゆる茣蓙)」を敷いてみました。
(ありえないことかもしれませんが...もう、形振りかまっていられない)
ちなみに効果ですが、これはこれでそれなりに良かったです。 ただし、マット+シーツより密着度は減るとはいえ、 やはり寝ていると背中の辺りが「ジト〜」っとしてきます。 茣蓙だと、まだ目が細かいらしく、もう少し目の粗い奴が良いようです。
そして、どうしたものかと考えていた折、 偶々出かけた先のスーパーでこんなもの見つけました。

「孟宗竹シーツ」とか、3千円ぐらいだったかな?
お店では「投売り状態」でした。
竹のプレートを、シリコンだかなんだかの樹脂製ジョイントでつなぎ合わせたものです。 ここで更に昔を思い返してみると、昼間あまりに暑いとき、 家族全員、台所の板場の上(≠フローリング)でごろ寝していました。 板が冷たく気持ちよかったものです。 しかも、目が粗いので背中の通気性もある程度確保できます。
で、使ってみると、確かに通気性云々は良かったのですが、難点もちらほらと...
「竹の表面がツルツル=肌に張り付く」
「ジョイントが樹脂製=耐久性は??」
「竹製=硬い!!!」
「ジョイントが樹脂製=耐久性は??」
「竹製=硬い!!!」
寝具として考えた場合、ちょっと難点が大きすぎる気がします。 投売りされていたのも、わかるような... でも、こうでもしないと寝汗がひどいので、今しばらくこれで耐えることにしています。
(これに、普通のシーツをかぶせるのも考え中...)
■枕
次に問題になったのは「枕」。 これも実は低反発の奴を使っていたのですが、やはり密着感が... ということで、まずは見た目にも通気性のよさそうな枕を買ってみました。

「籐製の編み枕」です。
これだけ隙間が開いていれば、熱がこもる心配も無し。 少し使ってみたのですが...
「硬すぎました」
寝返りをうったら、枕と密着していた部分が「ジーン」としびれていたり。 いかんともしがたく、3日を置かずに使用を止めました。
そして、次に白羽の矢を立てたのがこれです。

「イグサの枕」です。
枕自体、イグサを束ねて作ってます。しかもイグサの枕カバー付という凝りよう。 先のイグサのマットと合わせると、なんとなくコーディネートされているような気がしてきてみたり。 で、これをしばらく使っていたのですが...
やはりこれも硬すぎました。
先の籐製のものに比べたら大丈夫なのですが、結局「畳を切り出して枕にしている」様なもの。 頭がしびれるようなことはないのですが、どうも寝心地がよろしくありません。
で、「スポンジのチップをつめた枕」とか「表面が凸凹に加工(ディンプル加工?)された枕」とか色々悩んだのですが、結局...

「そば殻枕」に落ち着きました。
なんというか、原点に返るというか、良い物は良いというか。 ただ、手入れがめんどくさいと言うのが難点で躊躇してたわけで、 昔はよくバラして天日干ししてましたが... まぁ、そこまでせずとも、たまにそのままで干せばいいかなと。
そんなこんなで、この暑さを何とか凌いでいる日々... この3連休耐えれたんだから、この夏は大丈夫と言う気もしてたり、 これから1ヶ月以上、この状態が続くなんて、耐えられるわけないだろうと言う思いもあったり...
とりあえず、まだしばらくは色々と策を弄する日々が続きそうです。