2006年12月16日

言葉いろいろ

 昔ながらの言葉(ことわざ、他)。サイトで記事を公開し始めてから、時々「検索」してみると、結構解釈に違いがあることが分かったり...そんな言葉の一部です。


■井の中の蛙
 ちょくちょく私が使う言葉...で、本来の語源は中国の漢詩 「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」 だそうで、意味的には多分私が使っている用途と同じ。

で、これが日本に入ってアレンジ(?)されたのが 「井の中の蛙大海を知らず、されど天の高さを知る」 だそうです。こちらだと、意味は一寸前向き...

引用元:
 井の中の蛙 | 晴工雨独
もう一つ...上記とセット物
 大海を知らず | 晴工雨独

引用元の記事に書かれていますが、趣味を楽しんでいると「もっと旨く(良く)」という欲求がでてきます。上を見れば切りはないけど、そこで終わっちゃうのは少々寂しい。一気に行くよりも、自分のペースでやはしステップアップしていく方が楽しい(それが趣味とも...)ですよね。

まぁ、まずは自分に出来ることからですね。


■祖で触れ合うも他生の縁
 ...私は「祖で」を「袖」を読んでいて、 「人が大勢存在する中、たとえ「袖」が触れ合うだけでも、それはその人との縁である」 という解釈してました。
#幼い頃見てた「時代劇」からの解釈(ヲイ)
##確か、TBS系月曜8時から放送していた故 東野英治郎さんの...

実際(?)は

「全く知らない人とのふとした出来事も、前世からの縁があっての事(「祖」という字はこの辺りからでてる?)。 他生とは、現世とは違う時代の事で前世を指しています。」

という、なんとも壮大なお話とか。

引用元:
Water Form 〜かたちないもののかたち〜
 (ことわざ辞典)


■三つ子の魂百まで
 あまり好きではない言葉...幼い頃に身についた物(癖とか)は百歳になっても忘れないって意味と思っていたのですが、色々サイトを検索していると。

「『三つ子』は数え年なので、実年齢に換算すれば平均1歳半」

って記載が...確かにこういった言葉が生まれた頃は満年齢じゃなくて数え年(生まれた時は1歳、初めての正月で2歳、以降正月が来るたびに1つづつ歳をとるので、数え年3歳は満年齢で1〜2歳)。1歳半で身につく癖なんて...そんなことを考えると、少数派ではありますが確かに

「生まれ持ったものは変わらない」

って解釈も成立するのかも。
#色々な人が(都合よく)引用する中で変わってきたって話もありますね。

 で、なぜ私がこの言葉を好きではないかと言うと、共通して言える事は極端な話「大きくなって何をしても意味が無い」なんて捕らえ方になって、非常に寂しい考え方ともいえるからです。

 そんな中見つけた記事...
武蔵野大学通信教育部(通信教育部メールマガジン 第28回)

この後の話の展開はともかく、「一からやり直せば、いつからでもやり直しができ、かつそれを全うにやっていくならば遅れを取り戻すどころか、追い越してしまう」という下り。都合よく解釈するなら「生まれ持ったもの」「幼い頃に身につけるもの」も大切ですけど、「三つ子の魂百まで」という言葉を絶対とすることなく、+αでその後の経験によりリカバーできると考えた方が、やる気も出てきていい具合です。
(ん?「都合よく解釈云々」は、なんか前半のお話にダブった?)


普段使っている言葉... サイト検索で色々調べてみると、元々の意味だけでなく、色んな人が独自の解釈を展開しているので結構面白いです。
posted by みや at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | もろもろ(独り言)